2017年1月10日火曜日

練習あるのみ! 難関?IELTS

IELTS

日本ではまだまだ馴染みの少ないIELTS。
 
僕もオーストラリアに来るまで知りませんでした。
 
日本では英語の試験で一般的なのが英検やTOEICだと思います
 
しかしそれらは海外では通用しません。
 
海外で一般的な試験が”IELTS”なのです。
 
IELTSとは英語熟練度を測る英語検定の1つで、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングと全ての試験があります。
 
試験結果は点数ではなく、0から9までのバンドスコアで示されます。
 
そしてIELTSでもアカデミックとジェネラルがあり、リーディングとライティングは問題も変わります。
 
アカデミックは主に大学進学で使われるもの。
 
ジェネラルはビザ申請時に必要なものです。(RSMSビザの申請の場合、最低で全項目6.0以上です)
 
僕が受けたジェネラルについてご紹介していきます。
 
まず最初に受けたのがライティング。
 
これはtask1とtask2から成ります。
 
1時間でtask1とtask2の両方を書かなければいけないのですが、基準としてはtask1で20分、task2で40分が理想です。
 
task1は手紙です。
 
まずフォーマルな手紙の書き方を覚えます。
 
そして150文字以上書かなければなりません。
 
テーマはだいたい苦情やお願い、依頼などです。
 
実際の手紙を書くようにDearから始め、自分の名前で締めます。
 
最初は難しいと思いますが、たくさん書いていくうちに書きかたがわかるようになります。
 
またtask2の方が難しいため、task1はできるだけ時間を取らずに、かと言ってスペルミスはしないように正確に書きます。
 
task2は250文字以上が必須です。
 
もちろんスペルミスがあれば減点です。
 
task2のテーマは幅広く、環境問題や学校問題、子育て、これについて肯定か否定かなど、その時によって全く違います。
 
ですが、書き方は全てに共通し、序論、本論、結論と段落わけして書きます。
 
なのでIELTSのライティングの例文などをたくさん読み、自分なりにいくつかのテンプレートを作ってはめ込むのも手です。
 
しかし、1つのものを丸暗記しても全く問題文と合っていないと丸暗記とバレてしまい、中身がよくてもかなりの減点になります…
 
また目標とするスコアレベルによっても、使う単語や文法などがだいぶん変わります。
 
まずはたくさん書いて慣れること、学校に行っている方は先生に添削をお願いしたり、自分よりも英語ができる人がいれば見てもらうなどして、自分が書いた英文が正しいのか理解しましょう。
 
もう1つ大事なのが、テーマにあった答えをきちんと書けているかどうか。
 
急いで問題文を読み、問題を勘違いして理解し、問題と書いたものが全く違う…というのはかなりの減点です。
 
最初にしっかりと問題文を理解し、最初の何分かで書きたい事を考えメモ書きしておくと、スムーズに書けるはずです。
 
もし時間が余れば見直しすることも大事です。
 
それによってスペルミスや文法、接続詞が違うというのにも気づけるはずです。
 
最初は難しいですが練習あるのみです。
 
次にリーディングです。
 
リーディングは1時間で40問解かなければいけません。
 
文章が3つ出され、後半にいくにつれ難易度も上がります。
 
1,2問目は新聞やチラシ、パンフレットなど、日常生活で目にするものが多く、確実にここで点数を取ると良いです。
 
3問目は文章も長く、単語も難しいため時間がかかります。
 
記号問題もありますが、大半が自分でスペルを書く問題です。
 
またリーディングはいかに文章の要点を素早く把握するというのが大事です。
 
普段から英語の文章を読んでいる方には何の抵抗もないと思いますが、英語に慣れていないと読むのにも理解するのにも時間が掛かってしまいます。
 

リスニングは英検のように記号問題は少なく自分でスペルを書かなければいけません。
 
試験時間は30分40問です。
 
またCDは1回しか聞くことが出来ません…
 
その為聞き逃したり単語がわからないと終わりです。
 
しかしCDを聞きながらメモを取れるので、自分が後で見てわかるようにメモや答えを書きながら聞くと良いです。
 
CDのあとは回答用紙に答えを移す時間が10分間あるので、その時間でCDを聞きながら書いたものを移します。
 
スペルや番号を正確に書く問題もあり、答えが簡単でもいざとなるとわからなくなってしまうこともあるので、しっかり予習することをおすすめします。(月や曜日など…)

最後はスピーキングです。
 
スピーキングは15分〜20分、試験官とマンツーマンで行われます。
 
まずは簡単に自己紹介をします。
 
スピーキングは3つのセクションに分かれており、最初は受験者自身のことや家族のことを質問されます。
 
次にカードを渡されます。
 
紙とペンも渡され、1分間の時間が与えられます。
 
その間に紙にメモをして言いたい内容をまとめます。
 
その後は与えられた時間の中で考えたことを約1分〜2分間スピーチします。
 
これは質問などではないため、受験者が一方的に話さなければなりません。
 
最後のセクションは先ほどスピーチした内容について、試験官とディスカッションします。
 
セクション2でできるだけ話を広げやすいことが言えると3もスムーズに行えると思います。
 
1つ大事なことがあります。
 
それはスピーキングの試験中は全て録音されます。
 
録音されている…と思うと緊張して普段の力を発揮出来ないと思うので、録音されていることは意識せず、力を抜いてリラックスすると良いです。
 

IELTSの試験は実際に学校や生活を想定して作られているので勉強をすればするだけ試験だけではなく今後の生活に役立ちます。
 
最初は難しいから無理!と思っていても意外とコツさえつかめば要領がわかってくるはずです。

ちなみに僕はこれで勉強し、目標スコアをゲットしました。


 
これは、今までの過去問だけが入った問題集で、これをひたすら問いて勉強しました!

CD付きで、リスニングの勉強もできますし、CDの部分もこの問題集にのっているので聞き取れなかった部分も確認できます。

リーディングも問題があり答えも載っているので自分で出来ますが、問題はライティングとスピーキングです。

もちろん過去問が載っているので自分でできますが、それが正しいのか一人でやってもわかりません…

ライティングの欄でも書きましたが、ライティングはまずは一人で時間を計って練習し、ある程度できるようになったら添削のお願いをします。

スピーキングは海外にお住いの方は日本語を使わないようになるべく日本人以外の方と話すようにし、日本にお住いの方はなかなか難しいですが、通勤や通学中、また家にいる時などは独り言なども英語で考え、目の前にあるものの名前などを英語でいえるようにするだけでもだいぶん違うと思います。

普段英語を使っていないと、いざというときに本当に言いたいことが出てきません。

あとは勉強あるのみです!
 
海外で大学や永住をお考えの方、頑張って目標のスコアが取れるように祈っております‼︎

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